↑筆者も使ってます、超オススメ
変動金利と固定金利



 金利タイプの選択

 金利タイプの選択は、もっとも重要です。どこのローンを使うか?よりも、どっちを使うか?
固定金利と変動金利について、特徴と選び方のポイントを説明します。

変動金利型
  変動金利は半年ごとに金利が変わります。短期プライムレートに連動しており、返済中も見直しが入ります。
つまり、借り入れ時には2%だったとしても、半年おきに、2.5%, 3%, 5%と増えることが考えられます。
  5年間は返済額は変わらない
   5年間返済額が変わらないというのは、どういうことでしょうか?
   金利が上がってしまっても、返済額はかわらないのです。何がかわるのでしょう?
   返済額=元本+利息 を毎月返済します。金利があがるということは、利息の割合が大きくなってしまい、
   結果的に「元本の返済はいつまで経っても一向に減らない」という現象が発生します。元本が減らないと
   利息がいつまでも増えますので、これを「未払い利息」といます。
   変動金利で借りて、金利が上がった場合、この未払い利息のせいで、35年ローンで組んだとしても
   40年も50年も返済を続ける状態(未払い利息の支払い)に陥ります。
   
   急激に金利が上がっても、月々の返済額は1.25倍までというお約束があります。
   じつは、このお約束のせいで未払い利息が発生してしまうのです。
   間違って覚えている人もいるのですが、1.25倍というのは金利が1.25倍までということではなく、
   返済金額が1.25倍ということです。

   基本的に、「金利が上昇している時にはこの変動金利は使わない」が鉄則です。
   金利が下降しているときには変動が良いとされています。ちなみに、1990年11月に8.5%変動金利が過去の
   最高です。今の金利は低いですが、これくらいいく可能性はあります。

   2%で3000万円借りたとすれば、総支払額は41,738,968円です。
   これが、金利8.5%になったとしましょう。総支払額は94,103,522円、、何と5000万円アップ!
   ね?変動金利は怖いでしょ?



固定金利指定型
   固定という文字がついてますが、意味的には変動です。最初の2年、3年、5年、10年、15年、20年を
   固定金利にして、その後、変動金or固定金利指定を選ぶタイプです。
   いずれにしても、5年固定で借りてそのあと金利が上がっている可能性もあり、2%が7%ということも
   考えられるわけです。かといって、金利が低いときはとても魅力的なタイプですで、サブで使うと
   よいです。メインでこのタイプは避けたほうがよい。

   なお、当初の固定金利のあと、変動金or固定金利指定を選ぶと書きましたが、銀行によっては
   選べないとかありますので、銀行ローンのパンフレットで注意深く確認しましょう。


固定金利型(全期)
   金利が低いときは、このタイプをメインとして考えていただきたい。
  都市銀行や地方銀行でもこのタイプを扱っていますし、フラット35もお薦めです。
  全期固定ですので、金利が一番安い&手数料も考えて、トータルで安い支払いになるようなローン商品を
  選びましょう。固定金利はなんといっても、返済額が変わらないので返済計画がたて易いというメリットです。
  もし、固定金利よりも将来の金利が下がってしまったら??どうする?損かな?
  違います。そのときは、更に低い金利のローンに借り替えれば良いのです。
  

  Point!
  金利の上昇で、ローンが払えなくなった場合、担保とされている住宅が差し押さえられ、家を追い出されます。せっかく手に入れたマイホームを手放すことになります。必ず、金利の上昇を考えてローン商品を決めてください。給料があがると思ったら大間違いです。今の時代、減らされることさえあります。子どもが大きくなるにつれて、養育費も増えます。そのへんも考慮してください。何度も言います、ローン選びは一番大事です。家を選ぶよりも大事かも。

 ご参考:私の場合、3300万のローンを組みました。
      全期固定35年 2850万円(2.46%)、 固定金利指定型 450万(当初 1.15%)
      こうすることで、金利の変動リスクを抑え、かつ、固定金利指定型の低金利の恩恵も
      少しうけられます。

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