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用途地域(建ぺい率/容積率)
この辺の知識はとても大事ですので、ある程度覚えておいてください。
都市計画区域の説明からです。
都市計画区域
都市計画区域はだいたい3つの区域に分けられます。
市街化区域 ・・・人が生活することを前提とした区域
住居の建築可
市街化調整区域 ・・・人が生活することを前提としない区域
住居の建築不可、但し現在住居がある敷地に関しては新築可能
非線引き区域 ・・・制限はないが、生活インフラが整っていない
電気もガス・水道もなので住めない。
お家を探されている方は「市街化区域」とか聞いたことあると思います。
ほとんどは「市街化区域」でしか販売されていません。
「市街化調整区域」では新戸販売できないからです。しかし、「市街化調整区域」
でも現在住居がある敷地に関しては新築可ですので、そのあたりを
狙うのもいいと思います。
なお、非線引き区域は論外なので、今後の説明には登場しません。
用途地域
用途地域は「市街化区域」をさらに細かく用途ごとに分けた地域設定です。
用途 |
建ぺい率(%) |
容積率(%) |
1. 第一種低層住居専用地域 |
40,50,60 |
80,100,150 |
2. 第二種低層住居専用地域 |
40,50,60 |
80,100,150 |
3. 第一種中高層住居専用地域 |
60 |
150,200,300 |
4. 第二種中高層住居専用地域 |
60 |
200,300 |
5. 第一種住居地域 |
60 |
200,300 |
6. 第二種住居地域 |
60 |
200,300 |
7. 準住居地域 |
60 |
200,300 |
8. 近隣商業地域 |
80 |
200,300,400 |
9. 商業地域 |
80 |
200,400〜900 |
10. 準工業地域 |
60 |
200,300 |
11. 工業地域 |
60 |
200,300 |
12. 工業専用地域 |
60 |
200 |
このうち、12.工業専用地域だけは住宅建築不可の地域です。
石油コンビナート群が立ち並ぶ地域が工業専用地域に相当します。
一戸建てを買うなら第一種低層住居専用地域か第二種低層住居専用地域
あたりがいいと思います。
第一種中高層住居専用地域以上になると、容積率が増えてビルが多くなり
結果日当たりが悪くなります。今、周りにビルがなくても近い将来ビル化する
可能性がかなり高く、お勧めしません。
市街化調整区域の建ぺい率/容積率は 60%, 200% が一般的となっています。
各市町村で異なりますので、条例で確認するか、不動産屋に聞いてください。
建蔽率(建ぺい率)/容積率
建ぺい率と容積率は家の広さを決める重要なポイントです。
建ぺい率
建ぺい率とは建物の建築面積 対 敷地に対する割合です。
要は、敷地に対して、1階基礎部の面積がどれだけあるか?です。
建ぺい率50%の地域で、敷地100uだと、1階部分は50uまでの広さとなります。
容積率
容積率とは敷地面積に対する建物の延べ面積の割合です。
容積率100%の地域で、敷地100uだと、100u床面積の家まで建築できます。
土地が100uで、容積率80%だと、80uまでしか建築できません。
一戸建てで80uだと少し物足りない広さです。マンションの3LDKタイプと
ほとんど変わりません。土地が100uだと、容積率100%の区域が望ましいです。
Point!
物件を見たら、「都市計画区域」「用途地域」「建ぺい率/容積率」を確認します
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